省エネ住宅ポイントとは、エコ住宅を新築された方やエコリフォームをされた方を対象に、一定のポイントを発行する制度です。このポイントを利用して、商品との交換や、追加工事の費用に充当することができます。
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しかし、このお得な制度にも、ポイントが発行されないケースがあります。以下の注意点をしっかりと把握して、快適な住まいをお得に手に入れましょう！
ポイント発行申請は平成27年3月上旬から受付がスタートしました。予算がなくなり次第終了となり、遅くとも同年11月30日までには締め切られます。現在、予算に対するポイント申請の実施率は80％です（2015年10月9日受付時点）。
せっかくエコリフォームなどを考えていても、受付が終了してしまってはもったいない！
過去2回とも予定されていた締切日を待たずして、前倒しで受付を終了しています。早めにリフォームを行い、工事完了後には速やかに申請することをを心がけましょう。
中古住宅は、購入しただけではポイント発行の対象になりません。その中古住宅が、たとえ「トップランナー基準」や「一次エネルギー消費量等級５」を満たしていても適用外なのです。
今回、「既存住宅購入加算制度」が新設されましたが、この制度は中古住宅の購入と同時に一定のエコリフォームを行うことをポイント発行の必須条件にしています。あくまでエコリフォームの内容に応じて10万ポイントを上限に付与ポイントが加算される仕組みです。
いくら省エネ性能を有する高機能な住宅であっても、中古であった場合は購入しただけではポイントは付与されませんので、新築住宅と勘違いされないようご注意ください。
アパートなど自己居住の用に供しない、借家を新築してもポイントは発行されません。エコ住宅の新築として認められるには自ら居住するという要件を満たす必要があります。
ただし、エコリフォームに関してはアパートや賃貸マンションなど、所有者が居住していなくてもポイント発行されます。大変紛らわしいのですが、混同しないようにしましょう。
新築や大きなリフォームは無理だけど、省エネ住宅ポイントを利用して、お得に節水型トイレに交換したいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここでご注意いただきたいのは、節水型トイレを1階と2階に2台設置しても、付与ポイントは1台分のみという事実です。
「設備エコ改修」とは、一定条件のもとポイントが付与されるのですが、発行されるのは改修を行った設備の「種類」に応じたポイント数となります。残念ながら台数ではないのです。
エコ住宅の新築やエコリフォームにより発行されたポイントを、追加の工事費用として充当できる仕組みが「即時交換」です。例えば、省エネリフォームをして10万ポイントをもらい、その10万ポイントで10万円分の追加工事を依頼することができます。
ここで注意しなければならないのは、追加工事を依頼できるのは同じ施工者に限られるという点です。省エネリフォームをＡ業者に依頼していれば、即時交換を利用した追加工事を別のＢ業者に依頼することはできません。即時交換には「同一の施工業者」という制約がありますので、ご注意ください。
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